2009年10月08日

10月4日 APSカップ ライフル公式記録会へ ③

今回顔見知りの上位常連とは挨拶程度しか会話をしなかった。
というか、殆ど誰とも喋らなかった。
トップシューター達は幾つかの大きなグループにまとまって(恐らくショップの常連さん達?)
何事かを話している様で、正直参加させて頂きたかった気持ちもあったが、心を鬼にしてワザと一人ぽっちでいた。

自分が緊張するのは分かっていたので、一人でいる時間を多く取り、呼吸を整えたり軽く運動する等をして極力自分のペースで物事を進められる様にしたかったのだ。
結果は惨敗だったのであんまり意味は無かったのかもしれないが、自身の心理状態は克明に記憶している。
これらが次回に生かせるかどうかは不明だが、なんとか対策を立てたい。

理由はもうひとつ。
知り合いのトップシューターの点数や結果を共に喜ぶ事がまるで自分の失敗を隠す為の代償行為として喜ぶ様で、結果としてその方を馬鹿にしている事にならないだろうか・・・・・・?
自身の実力が伴わないのにまるで金魚の糞の様にくっついて周り、栄光のおこぼれを貰う様な気がして仕方ないのだ。
「上位入賞者と喋った」「知り合いのトップシューターが入賞した」なんて言ったら『お前はどうなんだ・・・?』と自分自身に突っ込まれたらこれほど惨めな事は無い。

他人の栄光に寄り添って、自身を慰める様なことはしたくないのだ。

一人で居るという事は、当然他のノウハウを吸収する事が出来ないが、自身が僅かでも何かを提供したり貢献する(結果を出すという)事が出来ずにいる今、甘えてばっかりではいられない。
上位の方には「よくやった!」と共に喜んでもらえる様になりたい。
今回はそれだけストイックに挑んだつもりだった。

唯一救いだったのは「銃の性能」が良かった事だ。
「10X出るのか?」と突っ込まれると困ってしまうが・・・
前日まではフライヤーは皆無であり、今日撃ってもその性能は維持されている。
しかし大会当日にその性能を証明出来なければ、これもただの負け犬の遠吠えである。

ただ、
    「銃が当たらない」    → 俺の射撃は正確だ。
    「銃の調子が悪い」    → 俺のコンディションに問題は無い。
    「銃さえ当たれば・・・」 → 俺自身は優勝出来る腕がある。

  と、成績の悪さを物の所為にする事無い性能だった。
          (愛銃には感謝と申し訳無さで一杯である)


どなたかが仰っていました(ブログだったかな?)

 『APSカップは総合力を競う競技である。
    射手の当てる技術もさることながら、
       銃が当たるか否かも全て射手の技術によるものである

名言です。 (どなたの御言葉か失念してしまうとは・・・・・・)
私も同感です。
銃の性能も、自身のメンタル同様に競技者の責任においてどうにかするのが、道具を使う競技である。


自分の不甲斐無さを棚に上げ、成績の悪さを道具の所為にするのであれば、私は路上の石ころ以下の存在である。


ふと思う。
上位3名の技術たるや素晴らしくも恐ろしいものがある。
「道具」そして「人」、それぞれを仕上げて来る人は大勢いるだろうが(私はそれすらも出来なかったが・・・)更にこれを高次元にバランスさせているのだろ。

ってゆーか、上位3名の方々が東京本大会の上位3名と同じ方達って・・・マジスゲーな・・・

練習でたまに良い点が出せるのとは訳が違う。
                本当の実力者達なのだと思う。

ただ尊敬の眼差しで見上げるのみである。

                              続く。






Posted by 練習番長  at 22:35 │Comments(0)

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